小倉百人一首

 京都に来たからには百人一首を全部覚えてみようとか、嵯峨野一帯の歌碑を全部廻って写真に撮ろうとか、時雨殿にも行ってみようとか考えていたがどれも実現していない。
 昨日嵐山公園に行ったときいくつかの歌碑をカメラに収めたが、きりがないので途中でやめた。
 デイでも時折百人一首をレクレーションとしてする。kさんに読み札をよんでもらい「ながながしだから、なですね、な、な、な」などと言いながらテーブルいっぱいに広げた取り札の中から探す。集計すると読み手のKさんが一番。昔は遊びって言えばこれしかなかったもんねとのこと。
 私の母が得意でどうしても勝てなかった。娘たちが一番先に覚えたのが「あまつ風〜」。
 Kさんがあまつかぜ〜と読み上げると普段おとなしいNさんが「雲の通い路吹きとじよ、乙女の姿しばしとどめん」とつづけた。
 今度自転車で廻って探してみよう。
 下は大江千里の「月見ればちぢにものこそかなしけれ、わが身ひとつの秋にあらねど。