嵐山もみじ祭り




 まだ時間があるからと嵐山公園に上がった。この先を行くと確か松の伐採をした小倉山に着くはずと足を伸ばしたら途中で道を外れてしまい、引き返す道も分からなくなってしまった。うろうろした挙句、尾根道と思われるところに出たが先を行くには時間が遅すぎるので下への道を見つけて降りることにした。細い道は紅葉した落ち葉が敷き詰められている。
 しばらく行くと遠くから、グラウンドで練習する学生たちの声が聞こえてきた。行き逢う人は誰もいない。日も暮れかけているので先を急ぐ。そうして20分ほど歩いて出たのは何のことはない元の嵐山公園だった。
 教訓、引き返す道が分からなくなるまで歩かないこと、引き返すタイミングを逃さないこと。
 無謀なのはこればっかりじゃありません。いつでも先の見えない道で迷ってます。