ユリ

昨日、シャリンバイ、トベラ、ウツギ、ダチュラクチナシと春は白い花が多いなあと、夕方の山際の道を帰りを急ぎながら、考えていると、木々のてっぺんのピンクの花色が目に飛び込んできた。自転車の速度を落としながら、目を凝らすと、しぼみかけたノアサガオの花だった。


高い木の上に、思う存分に蔓を伸ばし、まるでその木の花であるかのように、花を開いている。ノアサガオを目で辿っていると、、崖の上からこちらを見つめるように咲く、真っ白いユリと目があった。40本ほども群生している。以前、高いところに咲いているユリの花を取ろうとして痛い目に会ったことがある。上がるには上がったが、花を持った手では、降りるに降りれない。いっそ飛び降りようかとも思ったが足が動かない。お尻をつけてそろそろ降りはじめたら途中でずるずるーと滑ってしたたかに打ち付けてしまった。

最近、ユリの花を、上向きにかえようという試みがあるそうだ。そうなったら需要も今以上に増えるのだろう。